前回に引き続き、PCRの発明者キャリー・マリスをご紹介していきます。
トラブル続きのキャリーを守りながらも、その独善的な態度に手を焼くシータス社。キャリーをサポートしますが、サザンブロット検証の提案を「敵対的」と拒否され、独自のPCRチームを発足させます。他社に先を越されまいと、特許申請へ奔走する彼らが掴んだPCRの未来とは?
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トラブル続きのキャリーを守りながらも、その独善的な態度に手を焼くシータス社。キャリーをサポートしますが、サザンブロット検証の提案を「敵対的」と拒否され、独自のPCRチームを発足させます。他社に先を越されまいと、特許申請へ奔走する彼らが掴んだPCRの未来とは?
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ヒトゲノムDNAを標的とした最初のPCR実験は失敗に終わり、キャリーは苦悩の日々を送ります。様々なパラメーターを試すも光明は見えず。しかし、モデル系を単純化したことで、ついに「うっすらと見えたバンド」が出現! 世紀の発見の瞬間を描きます。
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キャリーは鎌形赤血球症の簡単な診断法を模索していました。DNAを指数関数的に増やすという画期的なアイデアは、恋人を助手席に乗せてドライブ中に誕生。この思考実験から、偶然にもPCRの画期的な原理を着想し、DNAを指数関数的に増幅させる方法を発見したのです。
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バイオ企業シータスに入社した彼の仕事は、鎌形赤血球症の診断薬開発のためDNAを手作業で合成することでした。ただ、手間と時間がかかり、放射性物質を使用する上に感度が低いという課題に直面。この「面倒」を嫌う彼の探求心が、後のPCR開発へと繋がっていきます。
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毎日ラットを殺す研究に嫌気がさしたキャリーは、1975年に研究職を辞め、なんとコーヒーショップで働き始めます。化学畑出身の彼が直面したバイオ研究の曖昧さと苦悩。この異色の経歴が、後の彼の運命を大きく変えることになっていきます。
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